2024/02/09 11:04


リビングスペースを快適にする5つの役割ごとのポイントとは?

 

一昔前の家族団らんといえば

食卓を囲んでテレビを見たり、おしゃべりしたり

というイメージではなかったかと思いますが

生活スタイルが多様化している現在でも

やはり、リビングは家の中心となる大切な場所。

 

そこで今回は

毎日の生活を充実させるため

あらためてその役割と快適に過ごすためのポイントについて

考えてみようと思います。

 


リビングってなに?

 

今更改めて書くほどではありませんが

リビングとは「リビングルーム」の略で

間取りでは「L」と略記されます。

 

そして、リビングは

家族が集まって過ごす部屋のことをいい

昔は和室が「居間」「茶の間」として

その役割を果たしていましたが

フローリングの部屋が増えた現在では

洋風の居間のことをリビングと呼ぶことが多くなっています。

 

さらに、現在の日本の住宅では、リビング単独というよりも

リビングに「ダイニング(ルーム)」や

「キッチン」を組み合わせた間取りが一般的になっています。

 



 

次に、リビング・ダイニング。

ここでは

リビング・ダイニング・キッチンの意味とその違いを解説します。

 

リビング・ダイニング

 

リビング・ダイニング(=LD)とは

リビング(L)とダイニング(D)が一つの空間にある部屋のこと。

ダイニングは食事をする部屋(食事室)のことで

現代の日本ではダイニングだけが独立している間取りは

少なくなっており

「ダイニング+キッチン(K)」(=DK

あるいは次に紹介する

「リビング・ダイニング・キッチン」が主流です。

 



 

リビング・ダイニング・キッチン

 

リビング・ダイニング・キッチン(=LDK)とは

リビングとダイニング、そしてキッチン(台所・調理場)が

一つの空間にある部屋のこと。

つまり部屋の一角

またはカウンターで仕切られたスペースに調理場があり

そこに食事スペースの他に

リビングスペースが設けられている部屋というイメージです。

 

さらに、リビング・ダイニング・キッチンの面積としては

2人暮らしの場合は10畳、3人で12

4人で14畳が最低限の広さの目安となるでしょう。




 

リビングの役割と快適なリビングづくりのポイント

 

お分かりの通り、リビングは様々な役割をもっていますが

ここからは、ひとりで、あるいは家族とともに

大切なひとときを快適に過ごすための

ポイントを役割ごとに考えてみましょう。

 


食事・団らんを楽しむ

 

リビングに家族が集まるためには

ファミリースペースだけでなく

家族一人一人のスペースが確保されていると

自然に居心地のよい空間になります。

 

そして、そのためには

みんなが座れるソファを置くこと。

ですが部屋が狭いなどの理由でソファを置けない場合は

ラグマットや置き畳を敷いて

気軽に座ったり寝転がれるようなスペースを作るとよいでしょう。

 



 

また

・家具のレイアウトや収納を見直して

できるだけ広く使えるようにする

・人の通り道をふさがないよう動線を考えて配置する

・お互いの顔が見えるようにソファを配置する

などの工夫をするとよいでしょう。

 

リビングが狭い場合は

ダイニングをリビング兼用スペースにすることができますし

その場合はソファとしても使えるデザインの

テーブルセットをおすすめします。

 



 

子どもの遊び場・勉強スペース

 

リビングは子どもの遊び場としてはもちろん

勉強スペースにも使えます。

 

そして、親子が同じ空間を共有することで

親は家事などで手を離せない時でも

子どもの様子を見守ることができ

子どもも安心して過ごせますし

「リビング学習」は「頭のいい子に育つ」と

最近巷で話題となっています。

 

また、親の目が届くことによる程よい緊張感とともに

静かすぎない環境で勉強することにより

子どもの集中力が養われます。

 

勉強でわからないことがあった時もすぐ質問できますね。

 

そして、ダイニングテーブルで勉強をする場合は

消しゴムのカスなどでテーブルや床をよごさないよう

テーブルマットを敷くとよいでしょう。

 


リビングに学習デスクを置く時のポイントは?

 

・家族が通る動線を邪魔しない場所に置く

オープンキッチンの場合は親子で会話がしやすいように

・キッチンカウンターに向けて置く

・家族の出入りにいちいち振り向かないで済むように

リビングの出入り口に向けて置く

・学習デスクは場所をとらない奥行きの浅いもの

リビングの雰囲気に馴染むよう高さが低めのもの

チェアはきちんとデスクの下に収納できるものを選ぶ

・できるだけ明るい所に置く

(暗い場合は照明器具を置いて明るくしてあげる)

 

この5項目が大切です。

 



 

読書や趣味を楽しむ

 

次に、リビングで読書や趣味を楽しみたいという方は

リビングの一角に読書好きなら本棚

ゲームが好きならゲーム機やゲームソフトなど

それぞれの趣味のものを整理して置いておく必要があります。

 

ですが、リビングの広さを優先させるあまり

収納場所が少ないと、それらの物で

ごちゃごちゃとした印象になってしまいますので

本棚や収納家具を上手に活用して

きちんと整理するようにしましょう。

 

また、リビングの照明が

シーリングライト(天井付けの照明)であれば

部屋全体をまんべんなく照らしますが

ダウンライトなどを用いた比較的くつろぎ感を重視した部屋だと

読書や細かい作業をするには暗い場合がありますので

見にくいと感じたら

手元を照らすライトを置くなどして工夫しましょう。

 



 

家事・仕事をする

 

また、リビングは家事を行う場所でもあり

リモートワークの普及で

自宅が仕事場になる方人も多くなってきています。

新たに専用部屋を作れない方にとっては頭が痛い問題ですね。

 

そこでおすすめしたいのが

リビングの一角にワークスペースを作ること。

リビングのインテリアの邪魔をしないシンプルなテーブルとチェア

収納棚を設置し、できれば低めのパーテーションや

家具で仕切れば自分だけのワークスペースの出来上がりです。

 



 

来客をもてなす

 

「来客をリビングでもてなす。」

という家庭は8割を占めているとのことです。

では、リビングにお客様を気持ちよく迎え入れるには

どういうところに注意したらよいのでしょう。

 

小さいお子様がいらっしゃるご家庭では難しいと思いますが

まず基本は物を出しっぱなしにしない習慣をつけること。

特にテーブルの上は目立ちますので

その物の本来の置き場所をきちんと決めてこまめに収納することで

急な来客にも慌てずスマートに対応できますね。

 


まとめ

 

いかがでしたか?

みなさんもリビングをもっと居心地のよい空間にするために

改めていろいろな角度から見直してみませんか?

ちょっとした工夫をすることで

きっとそれぞれのご家庭に合った快適なリビングが完成しますよ♪