2023/10/26 10:34



ゾーニングで快適リビング生活を!

 

ワンルームなどのお部屋は

生活スペースと寝室が同じ空間になってしまいがち。

「狭いけどリビング空間が欲しい!」

といわれる方は案外多いのではないかと思いますが

そのような方々に朗報。

 

実は、ゾーニングという方法でエリアを分ければ

快適なリビング空間を作ることができるんです!

そこで今回は

このゾーニングの方法とポイントを解説していきます。

 




ゾーニングとは?

 

ゾーニングとは、シーン別に生活空間を分けることを意味し

例えば、キッチン、リビング、寝室、といったように

生活シーンが異なる空間をエリア分けすることで

独立した空間にする方法のことを言いますが

 

特に狭いワンルームは全ての空間が同じエリアにあるので

ゾーニングはとても大切。

家具のレイアウトや視覚効果でゾーニングをすることで

お部屋統に一感ができ、お洒落な快適空間ができます。

 


 ゾーニングの方法

ではここからは、ゾーニングの方法について見ていきましょう。



家具でゾーニングする

 

家具を壁のように配置したり

家具で間仕切りをして空間を分けたりと

高さのある本棚から背の低いソファまで

ゾーニングには色んな家具を使うことができます。

 

ですが、ワンルームはスペースが限られていますので

背の高い家具は圧迫感がでてしまい空間の妨げになることも。

 

後ほど家具別にゾーニングのポイントをご紹介しますが

背の高い家具はオープンシェルフなど抜け感のある家具を選ぶと

スッキリとゾーニングできます。

 



 

生活動線でゾーニングする

 

生活動線とは、居住空間において

人が作業をするために通る部分のことを言いますが

ベッドを部屋の奥に配置して

入り口側にソファやテレビのリビングスペースを作ったり

ベッドの横に生活動線を確保して同方向にソファや家具を置いたりと

生活動線を境にゾーニングすることができます。

 

家具でゾーニングしないぶん、より開放感がでますので

狭くてあまり家具を置けない方におすすめです。

アクセントとして観葉植物を活用すると

空間の妨げにならずゾーニングできます。

 



 

ゾーニングをおすすめする理由

 

では、そもそも、なぜワンルームではゾーニングがおすすめなのでしょう?

その理由は次の通りです。

 

居住空間と寝室を分けることができる

 

ベッドと生活空間が近いと

1日中ベッドの上で過ごしてしまうこともしばしばですが

居住空間と寝室(ベッドスペース)を分けることで

生活リズムにメリハリがつきます。

 

食事をする時はリビングスペースで、就寝時はベッドスペースでとすると

よりリラックスでき快適なお家タイムを過ごせます。

また、来客があった時もベッドスペースが気になりません。

 



 

ゴチャゴチャせず開放感が出る

 

コンパクトなワンルームは

必要なものが手の届く範囲にあり便利ではありますが

全ての空間が同じだと見た目にもゴチャゴチャした印象になります。

 

一方、ゾーニングをするだけでスッキリと見えて

お部屋の印象が変わりますので開放的な空間になります。

ゾーニングに最適なお洒落家具を探すのも楽しいかもしれません。

 



 

ゾーニングで気をつけたいこと

ゾーニングは比較的簡単にできますが、いくつか気をつけたいことがあります。

 


ベッドの配置が重要

 

ワンルームでゾーニングをするときに気をつけたいのがベッドの配置です。

ベッドは大型家具ですので

どこに配置にするかによって他の家具の位置が決まります。

 

また、リビングスペースを窓際に置きたい場合は

ベッドが入口に近くなりますので、生活感をださない工夫が必要です。

ベッドを窓際に配置するなら

手前に置く家具で圧迫感がでないよう注意しましょう。

また、ベッドとリビングスペースが横並びでも同様で

開放感を妨げない工夫が必要です。

 



 

インテリアの統一

 

ゾーニングはインテリアを分けてエリア分けしようと思われがちですが

インテリアがバラバラだと

ゴチャゴチャした印象になり狭く見えてしまいますので

インテリアを統一して開放感をだせば

部屋が広く見えてスッキリします。

また、すでにある家具が統一感のない場合は

カバーリングでカラーを変えたり小物で統一感を出しましょう。

 



 

暗くならない工夫を

 

リビングスペースが窓際にある場合は日差しが入り明るく過ごせますが

入口付近をリビングスペースにした場合

背の高い家具でゾーニングしたときなど

日差しが届かず暗い印象になることがありますので

暗いと感じるようでしたら照明を活用しましょう。

スタンドライトや間接照明を取り入れると

明るさも確保できてお洒落にコーディネートできます。

 



 

家具別 ゾーニングのポイント

 

ゾーニングの仕方によってお部屋の印象も違ってきます。

生活スタイルで家具も異なりますので

自分にあったゾーニングを見つけましょう。

 

シェルフでしっかり間仕切り

 

シェルフは背の高いデザインや高さを抑えたデザインなど

種類が豊富なのが魅力です。

背面があるシェルフは

裏のエリアが見えませんのでしっかりと空間を分けることができます。

 

また、オープンシェルフのように背面がないシェルフは

どちら側からもディスプレイを楽しめますので

圧迫感がなく開放感がだせます。

さらに、形を組み替えられるタイプだと

模様替えをするときも形に縛られないので便利です。

 



 

ソファを使って分ける

 

ベッドに対してソファの背を向けて配置をすれば

ソファに座ったときにベッドが視界に入らないため

オンオフのバランスがとれます。

 

また、来客があった際にもベッドに背を向けて座っていただくことで

生活感を感じさせません。

ソファの背面が高すぎないデザインを選ぶと圧迫感がなく広く見えます。

 



 

テレビも間仕切りに

 

壁際に配置するのが一般的なテレビですが

今のテレビは薄くて圧迫感がないことからゾーニングに使えます。

テレビを置くテレビボードは高さがでないように低めのものにすると

空間の妨げにならないので、これもおすすめです。

 

そして、テレビボードは収納スペースが充実したものを選んでおくと

身の回りの物を片づけられ余分な家具を置かなくてすみます。

ただし、地震などの揺れがあった場合

壁際に配置するときに比べて揺れやすいので耐震補強は必ずしましょう。

 



 

パーテーションやカーテンを使う

 

パーテーションは代表的な間仕切りのひとつです。

使わないときは折りたたんで収納することができますが

種類も少なく取り扱っているお店も少ないことから敬遠されがちです。

 

お部屋にあったパーテーションが見つかれば良いのですが

そうでないときはカーテンでゾーニングができます。

カーテンは薄手の生地にすると動きがでて柔らかい印象になります。

光を通すレースカーテンを使うとやさしい空間になります。

 

まとめ

 

ワンルームは狭くて生活スペースが一緒になりがちですが

ゾーニングをすることで生活空間を分けることができます。

狭いからと諦めていたリビングスペースも簡単につくることができますので

お部屋のスペースにあったゾーニング方法で

夢のワンルーム生活をエンジョイしてくださいね。