2022/10/13 10:04



リビングは家の中で最も長い時間を過ごす場所。

家族との団らんや友人とのお茶会など

リラックスタイムを満喫できるスペースになるよう、工夫してみませんか? 

 

居心地の良い空間を作りたいなら

インテリアやそのレイアウトに着目するのがいいでしょう。

今回はテレビとソファを起点にしたレイアウトスタイルをご紹介します。





知っておきたいリビングレイアウトの基本

 

引っ越しや子どもの成長等、リビングのレイアウトに頭を悩ませることがありますが

ゼロからリビングのレイアウトを考えるのは難しいものです。

 


こで、まずは、リビングのレイアウトの基本をご紹介。

リビングのレイアウトはソファの置き方で大きく3つに分けることができますが

その基本は「L字レイアウト」「対面型レイアウト」「コの字レイアウト」の3種類です。

 




 

L字レイアウト

 

テーブルを囲むようにソファをL字状に置くレイアウトです。

L字レイアウトでは、ソファの背面をリビングの壁や窓に合わせます。

さらに、ソファと部屋のコーナー部分も合わせて

スペースを有効に利用していきます。



L字」になっていますから、テーブルを挟んで向き合うのではなく

横向きで人と接することになります。

家族団らんのスペースにしたい場合におすすめです。

来客時もリラックスして話せるでしょう。

カウチソファやコーナーソファを単体で使ってもいいですし

2つのソファを組み合わせても不自然にはなりません。


 


 

対面型レイアウト

 

テーブルを挟み、2つのソファを向い合わせるのが対面型レイアウトです。

上の画像のように、テレビと真正面に座ることがないようにセットすることが多く

一般家庭よりも会社のオフィスなどでよく見かけるレイアウトです。

 


来客用の部屋や来客の多い家庭のリビングには向いています。

しかし、リビングでリラックスしたい場合は向いていないレイアウトかもしれません。

 




 

コの字レイアウト

 

テーブルを中央に置き、3方向からぐるりとソファで囲んだレイアウトがコの字レイアウトです。

L字レイアウトに比べ座れる範囲が広く、大人数の家族におすすめのレイアウトです。

さらに、来客時は対面に座ったり

横に座ったりと座る場所を変えられるのもメリットでしょう。

 


限られたスペースに大きなソファを置くとどうしても圧迫感が出てしまいます。

しかし、ローバックのソファやフロアソファなど

高さが低いものを選べばゆったりとしたリビングにまとまります。

 


また、高さが低いソファを使うとあえて床を見せ

リビングを広く見せる効果が期待できます。

床面が全く見えないジャストサイズのじゅうたんやカーペットよりも

ワンサイズ小さいソファを選ぶなど

少しの工夫で圧迫感のない空間づくりができるでしょう。

 




 

テレビとソファのレイアウト例1

オーソドックスにテレビとソファを対面に

 

リビングのレイアウトはソファの位置で決まりますが

ソファを置く位置を考えていく上で欠かせないものがテレビとの位置関係です。

テレビの位置はそう頻繁には変えられないので

テレビに対してどのようにソファを置きたいのか考えることが大事。

それが過ごしやすいリビング作りにつながります。

 


ではここからは

テレビとソファの位置からリビングのレイアウトを決める方法を考えてみましょう。

まず、ご紹介するのはテレビとソファが真正面に向き合うように置く方法です。

これはもっともオーソドックスなレイアウトと言えるでしょう。

 


ここで大切なのは、テレビとソファの距離です。テレビには「最適な視聴距離」という

疲れずに無理なくテレビを見ていられる距離があります。

最適な視聴距離は、テレビの画面の高さによって異なります。


一般的には、画面高の3倍の距離が最適。

例えば、画面高が約62cmある50インチのテレビなら

最適視聴距離は186cmということになります。

ソファの背もたれの厚みや、部屋のサイズを確認して配置するといいでしょう。

 




 

テレビとソファのレイアウト例2

テレビのサイドにソファを置いて、会話を生む

 

リビングを広く使いたい場合は、テレビの横にソファを置くレイアウトがおすすめ。

テレビの真正面にソファを置くと

広いリビング空間を区切ることになってしまいます。

しかし、テレビのサイドにソファを置くスタイルであれば

テレビ、ソファのいずれも壁や窓に沿うことになります。

そのため「区切り」が出ず、リビングを広々と使うことができます。

 


間取りによってはキッチンと向かい合うようにソファを置いてもいいでしょう。

テレビ周りの限られた空間だけではなく

キッチンにいる家族の様子を見ながら話すことができます。

 

 



 

テレビとソファのレイアウト例3

テレビ中心の生活なら、窓の位置を考える

 

テレビの見え方は、窓の位置によって大きく変わります。

テレビをよく見る家庭であれば

窓の位置を考慮しながらソファとテレビのレイアウトを考えるといいでしょう。

 


例えば、頻繁に映画を見たり、ゲームをしたりするなら

窓の反対側にテレビを置くのがおすすめです。

窓の外の景色がきれいなら

窓を背景に見立てて窓際に沿うようにテレビを置くといいでしょう。

 


窓に対してテレビが直角になるように置くと、光の影響を最小限に抑えることが可能です。

日差しが強い日は、太陽の光が画面に反射してしまう場合がありますが

大きな観葉植物を窓際に置いておけば、適度に光をさえぎってくれるのでおすすめです。

 


ソファをどこに置いてもテレビを見やすくしたいなら

窓側の角に沿うようにテレビを斜めに配置するのがおすすめです。

デッドスペースになりがちなコーナー部分を上手に活用したアイデアです。

 




 

基礎知識を身につけ、それぞれの家庭に合った空間づくりを目指しましょう。

 

以上、ここまでをまとめますと

・リビングレイアウトの基本パターンは3パターンあり、ソファの形状で変わる。

・コーナーボードを使ったり、目線の低い位置で統一させたりと

工夫次第でリビングを広く見せることができる。

・リビングをどのような空間にしたいかによってテレビとソファの配置が変わる。

ということ

 

家族のライフスタイルを整理して、より過ごしやすいリビングを作ってみてください。