2022/09/22 09:51


お部屋の雰囲気をセンスアップするライティング


照明器具は、入居してすぐに使うアイテム。

家具やカーテンなどと比べるとこだわりを捨てがちです。

しかし実は、部屋全体の雰囲気を大きく左右するのは

「明かり」の力と言えるほど

照明器具はインテリアをより良く演出する「カギ」。

 


おしゃれなデザインで、個性的に光を広げる照明器具があるだけで

センスのいいインテリアに変わります。

そこで今回は、照明器具を空間のアクセントとして

上手に活用している事例をご紹介します。

 



 


シンプルデザインの照明器具がなじむ北欧インテリア

 


北欧テイストのインテリアでは

天井から吊るすペンダントライトを使うのが一般的で

個性的なデザインや色の照明器具もたくさんありますが

全体の雰囲気をシンプルにまとめたいなら

主張しすぎないデザインのペンダントライトを合わせると統一感が出ますし

壁や天井と同じ色のシェードを合わせると、センスの良さが際立ちます。

 

また、ダイニングスペースにペンダントライトを使う場合は

小さめサイズを23個、均等に配置するとおしゃれ。

天井にライティングレールを設置すれば

ダイニングテーブルを移動したり買い替えてサイズが変わった場合でも

簡単に場所を変えられて便利です。

 

 



 


小ぶりなペンダントライトが映える大人かわいいインテリア

 


同じペンダントライトでも

こちらのキッチンではカラフルなタイプを使っています。

ガラス製のシェードは光を透過しやすく

小さめサイズでも手元を明るく照らします。

 


そして、天井に設けたダウンライトの「サブ」として使うだけだけではなく

ペンダントライト単体でも十分明るくなるでしょう。

シンプルな白にまとまった壁や天井に

ペンダントライトのシェードの色が美しく映えてますね。

 


また、ダイニングやリビングとの間に仕切りがないオープン型キッチンは最近増えています。

その場合は、同一空間とみなしてコーディネートをするのがいいでしょう。

何も置かないと、開放感がある一方でアクセントが付けにくいのがデメリット。

キッチン周りに個性的なデザインのペンダントライトを使えば

空間のアクセントになることが分かります。

 





 

個性的なシーリングライトが目を引くモダンインテリア

 


天井に設けた照明用金具に直接本体をつなぐシーリングライトは

デザインにこだわれば普段は意識しない

天井面をおしゃれに演出できるアイテムです。

 


上の写真のようにインテリアのテイストに合わせ

デザイン性の高いシーリングライトを選ぶと

空間全体がおしゃれな雰囲気に変わります。


黒色のフレームがテレビやテレビボードの天板とマッチしていて

モダンな印象を与えていますし

 シーリングライトは天井面に沿うようにして設置するもの。


写真を見ても、圧迫感がないことがお分かりいただけると思いますし

他の照明器具と比べると光が広がる範囲が広く

1台で空間全体をまんべんなく照らせるのも便利です。

 

 

 


 


スタイリッシュなスポットライトを生かした男前インテリア

 


最近、設置するケースが増えてきているのがスポットライト。

ブティックやカフェなどで

おすすめの商品をアピールするために使われることが多い照明器具ですが

影をうまく使えばドラマティックな空間を演出でき

住宅でもリビングやダイニングで活躍します。

 


そして、キッチンにあるレンジフードのステンレスやコンロ前のガラス

窓部分に設置されたバーチカルブラインドなど

無機質な素材を多用したインテリアと黒色のスポットライトと相性がバッチリです。

 


さらに、ペンダントライトと同様

天井に設けたライティングレールにはめ込んで使いますが

ペンダントライトよりも狭い範囲を強めの光で照らしますから

ライトが向いている側と向いていない側との明るさに差があり照度はあまり出ません。

あえて暗めの雰囲気にしてリラックスする目的で使えば

落ち着いたおしゃれな雰囲気になるでしょう。

 




 


やわらかい間接照明の光に癒される落ち着いたインテリア

 


ふんわりと光が広がり、独特のやわらかさを感じさせる間接照明。

家を新築するのであれば天井や壁に照明を埋め込むことができますが

模様替えなどで手軽に間接照明を楽しむのなら

こうしたフロアライトがおすすめですし

丸みのあるデザインなので光の広がり方もよりソフト。

リラックスできる絶妙な明るさですね。

観葉植物をあえて影のように見せる演出も個性的でおしゃれです。

 


また、部屋のコーナーに置いて2面の壁に光を当てて拡散させれば

明るさを確保しながらもやわらかい光を保てます。

床に近い高さのフロアライトだと、空間全体を照らすことは難しいですが

ほのかに人の顔が分かる程度の明るさが好みなら

こうした間接照明もいいでしょう。

 

 

以上

どんなにこだわって選んだ家具やカーテンでも

その空間で取り入れる照明器具のタイプによっては

美しく映えないこともあります。

光が当たってこそアイテムの質感や色が認識できるわけですから

空間の中にどのように光を当てるかはとても重要。

 


もちろん、デザイン性の高い照明器具を選ぶことは大事ですし

同時に、光を床や壁に当てていつもとは違う明かりの広げ方を試しましょう。

インテリアのテイストに合わせて照明器具もこだわりを持って選ぶと

さらにセンスある空間に仕上がります。