2022/07/28 08:50



フォーカルポイントを見直してみる

お部屋の第一印象を決めるフォーカルポイントとは?

 

皆さんは「フォーカル(focal)ポイント」という言葉を

お聞きになられたことがおありでしょうか?

 

ガーデニングに力を入れている方は

耳にされたことがあるかもしれませんが

focal(フォーカル)」」とは、イコール「焦点」という言葉通り

インテリアにおいては「目を引くポイント」のことを指します。

 

そして、インテリアをコーディネートするとき

そんな「目を引くポイントを作る。」というのは

生活感の出やすい空間において意識をそらすために必要なこと。

 

お部屋のインテリアをつくるとき

「家具や照明をばっちり揃えて使いやすく配置したのに

なんだか空間に締まりがないなぁ」なんてお悩みの方

そんな場合「フォーカルポイント」があるか?

あるとしたら「上手くまとめられているか?」ぜひ一度注目してみてください。

 

フォーカルポイントを駆使すると、格段におしゃれなお部屋がつくれますので

今回は、身近なインテリアでスタートできる

家の中でのフォーカルポイントの作り方についてお伝えいたします。

 




色でフォーカルポイントを作る

 

まず「インテリアでアクセントを作る」としたら

何をすれば良いでしょう?

 

皆さんがおそらく真っ先浮かぶであろう手段が

「差し色を使うこと」ではないでしょうか?

 

そこで、家の中で日頃から人が集うことが多い

さらに言えば来客の目に触れやすいリビングやダイニングにおいて

「一ヶ所に視線を集めるための施策」がきちんとできているか?

まずは、見直してみましょう。

 



「わのすみかおススメクッション」SARAL series  Aタイプ

「わのすみかおススメクッション」SARAL series  Bタイプ



例えばソファのクッションにアクセントになるものを選んでみたり

ダイニングチェアの一脚に色モノを使ってみたり

上の画像のようにベースカラーが決まっているスペースにおいては特に

効果が出やすいはずです。

 

また、くすみ具合などのトーンを合わせたり

アクセントカラーの使う量を増やせば、気になる統一感もカバーできます。

 




面で視線が集まるエリアを作る

 

ここまででインテリアアクセントの観点で色使いのお話しをしましたが

次はもう少し空間単位でのことに目を向けてみましょう。

 

壁まわりできちんと視線を集めるのは

フォーカルポイント作りにおいてもはや鉄板。

 

壁に額やオブジェを掛けたりするのは手軽に実践しやすいアレンジですが

一面だけ壁色を変えたりなど

”面” 自体で引きつけるのも人気のある方法のひとつです。

 

ここ最近のDIYブームも背中を押してか

自ら壁紙にペイントする方も多いほどですが

器用さに自信が無い方や、塗り替えてしまうと後戻りしにくい面でも

なかなか踏み込みにくいところではあります。

 

ですから、そんな方はまず、幅のある布でプチ模様替えを試してみましょう。

 

そしてその方法は、上の画像のように

視線を集めたい場所に、ある少し高い位置から布を吊るせばOK

その周辺に観葉植物やお気に入りのインテリアを並べたりすると良いのですが

この時欲張って置きすぎず「余白」を作ることがセンス良く見せるカギです。

 





フォーカルポイントの常連インテリア、グリーン

 

家の中でフォーカルポイントを作る基本の場所は

玄関、リビング・ダイニングの扉を開けて、一番最初に見えるスペース。

 

視線を集めるのはもちろんですが、この空間に来てくれたことに対して

 “おもてなし” をするべき場所でもあります。

そして「色々迷うけど、何を置いたら良いのか分からない」

といわれる方は、まず植物を置く選択肢から考えてみましょう。

 

寿命が長くて助かる観葉植物がもちろん良いのですが

ちょっと特別な日は季節の切り花を挿すなど

そんな計らいがあったら素敵です。

 

セオリーに準じたフォーカルポイントは文頭でお話しした通りですが

テーブルの上や窓辺の一角など

 “気持ちよく過ごしてもらいたい空間のふと目に留まる場所” に置くのも

良いと思います。

 





飾り方にも動きを出すと、視線を集めるポイントに

 

最後は飾り方のアレンジとして “動き” で印象づける方法ですが

ただ壁に掛けるのではなく

斜めから上から、飾る方向に動きを出すと分かりやすく

視線を集めやすいポイントになります。

 

そうして壁まわりの余白を埋めるように飾っていくわけですが

立体感が出ることで余白を上手い具合に残すことができます。

 

観葉植物や飾り台を置いて

ぽっかり空いてしまった壁部分のやり様に困った時が

”吊るす” が活かされるタイミングです。

視線の置き場が家の中にあらかじめ無くても

飾り方やアイテム次第でフォーカルポイントを作る方法はたくさんありますので

皆さんのお住まいで、見直せそうなところをぜひお探しになられてみて下さい。