2022/04/25 10:16


ストレスのない、心地よい気分を維持するためには

身を置く環境も非常に重要な要素

 

家を大幅に模様替えするだけではなく

小さな工夫がどれほどのストレス軽減になるかを知れば

皆さんもきっと驚かれるはずです。

 

今回は「自分の家をハッピーな空間に作り変えてみよう。」

というテーマで7つの小さな工夫をご紹介します。

 




1.緑の植物を取り入れる


自然の中で過ごすことが、あなたの心を喜ばせることは確かですし

外を歩くだけでもストレスを軽減できることは科学的に証明されています。

 

そして、新鮮な空気を吸収することは常に良いとされておりますが、家の中に自然を取り込んだっていい。

「市内に住んでいる人は、バルコニーや窓辺に植物を置きましょう」と話すのは

ミネソタ大学の助教授、ジャン・M・ラーソン博士。

 

家の中で緑の植物を見るだけでも効果的ですが、植物は私たちのストレスを減少させ

血圧を下げるのに有益な化合物を放出する。これも事実ですので知っておいてください。

「私たち人間は、自然とつながってできているのです」と、ラーソン博士は語っています。

 




 2.絵や壁画を飾る


家の中は、ほとんどが人工的。だけどそれは仕方のないこと。

ですが、より自然とつながりたければ、家の外を反映するような大きな絵や壁画を飾る

このことを検討してみるといいようです。

 

そして、ラーソン博士は

「壁に掛けやすいデカールなど、美しい壁画をリビングルームに飾ってみてはどうでしょうか」ともいわれ

自分の住むエリアに関連する絵を選ぶように提案されていますが

例えば、山が多い地域に住んでいる人は、海やビーチの絵を選ばないこと。

「親しみがあり、心地よいと感じる絵を選ぶ」これを基準に絵画を選んでみてはいかがでしょう。

 



 

3.外の眺めを楽しむ


幸運にも、自宅に美しい庭を持っている人は、重たいカーテンや影になるものは全て取り除いて

景色が室内からもちゃんと見えるように工夫すること。

 

そして、新しく窓をつくってみようと考えている人は、思い切るべき。

またまたラーソン博士が登場しますが

「私が自分の家をデザインしたときは、家の周りを眺められるように、可能な限りたくさんの窓を取り付けました」

とのこと

さらに、ここで重要なのは、自然を見ることだけでなく、多くの光を家の中に取り入れること。

なぜなら、これが生体リズムを規則正しく維持するのに役立つということ

体は自然と起床・就寝時間を認識するようになり、十分な休息を取れるようになるのです。

 

 

 


4.間接照明を使う


自然光を浴びることは誰にとっても必須ですが、日照時間が短くなる冬には特に重要。

興味深いことに、予備研究によりますと、季節を問わずうつ病を抱えている人にも

午前中に十分に自然光を浴びることがストレス軽減に有効だと示されています。

 

ですから、午前中に太陽光を十分に浴びていなければ、寝室やキッチンに間接照明を設置することを検討してみること。

起床後、毎朝30分程光を浴びると効果がありますのでぜひ検討してみて下さい。

 

 



5.赤やオレンジを取り入れる


「家の雰囲気を手っ取り早く変える方法は、色を変えること」

ご存じの通り「暖色」は、ポジティブで幸福感を呼び起こすカラーですが、その中でオレンジは

さわやかで刺激的かつポジティブな発色。そして、社会との交流や創造性を掻立ててくれるとか・・・

 

ですから、くつろぐための空間には明るいカラーを取り入れてみたり、テラコッタやピーチ、淡いアプリコットのような

柔らかいカラーもおすすめ。これらのカラーは、幅広い魅力を持ち合わせており、心を和ませ、元気付けてくれます。

 

そして、赤とオレンジは、喜びに深く関連する傾向にあるものの、好みが大きく別れる色でもあるのですが

色の好き嫌いは、私たち一人ひとりのユニークな経験に基づいていますので、特定の色が自分をどんな気分にしてくれるか

これを考慮したうえで、お気に入りのカラーを選ぶ。これも大切です。


 

 


6.アクセントカラーを取り入れる


壁の色を塗り替えるのが現実的でない場合は、アクセントカラーを取り入れてみてください。

小物なんかを変えてみることで、部屋の雰囲気を簡単に変えることができますし、布や枕カバー、カーテン

アクセントラグを好きな色に変えて、ご自身の人生に新しいカラーを取り込みましょう。

 

そして、浴室には、明るい色のタオルやローブ、バスマットを。スローケットをソファーのサイドに掛けてみたり

カラフルな本やお皿のコレクションを飾れば、一瞬でどんな空間も色鮮やかに一変します。


 

 


7.思い入れが深いものを飾る


そして、最後になりますが、家の中のデザインの要素は、気分やメンタルヘルスに影響を与えるという点で

非常に重要だということ。そこで、楽しかった記憶や感覚的な経験を呼び起こすようなアイテムを取り入れてみる

 

家族やペットの写真、触り心地の良いクッションカバー。すぐに身を埋めたくなるような柔らかいブランケットなど。

あなたを幸せにするアイテムたちで、気分が明るくなれる家を作るのは

実はとても簡単ですので、今すぐ取り入れてみてはいかがでしょうか?