2022/04/21 10:05

長く大切に使うには、どんな材質でどんな特徴があるのかチェックが必要です。

ダイニングテーブルを選ぶとき、どうしてもサイズやデザインなどを優先しがちです。
ダイニングテーブルの天板の材質を確認するのも大切なポイントのひとつ

今回は
材質の特徴を知って、失敗しないダイニングテーブルの選び方をマスター
ダイニングテーブル選びのポイントについて書いておきますので
参考にされてみて下さい。




無垢材とは


丸太から切り出した自然のままの木材である無垢材は、木そのものの質感を楽しめます。

では、無垢材にはどんな特徴があるのでしょうか?

 

1.美しい木目

年輪が織りなす豊かな美しい木目、ひとつとして同じものがない節、無垢材だからこそ味わえるあたたかみを感じます。

丸太からの切り抜き方でも木目が変わりますし、木材の種類によっても木目に特徴があります。

ひとつひとつ木目が違うので、どの天板もオリジナル。確かに値が張りますが

唯一無二の魅力あるテーブルを手に入れることになります。


 


2.ぬくもりある木肌

実際に無垢材に触れるとあたたかく感じます。無垢材の内部にはたくさんの空気を含んでいるので、熱伝導率が低めです。

そのため触れても肌から熱が奪われず、自分のぬくもりを実感できるのです。触れて心地よいと感じられる無垢材、素敵ですね。

 

3.経年変化を楽しめる

長年使うことで色合いが変化し、木目もさらに美しくなっていきます。使い込むごとに風合いが増し

ヴィンテージへと育てていく喜びを味わえます。

無垢材は汚れや傷がつきやすいですが、それも味わい!

家族とともに歴史が刻まれ、その家のオリジナルのテーブルになります。



 


4.体に優しい

無垢材は化学接着剤を使わない木材です。ホルムアルデヒドやキシレンなどの揮発性有機化合物を放出しないので

アレルギーのある方や、小さいお子様でも安心して使える優しい素材です。

また、調湿作用もあるので、湿度を適度に調整してくれます。その分、歪みや反りなどが生じることがありますが

メンテナンスを欠かさず行えば、長く使用できます。

 

 


集成材とは


集成材との名のとおり、複数の板を結合させた人口的に作られた木材のことです。

「ひき板」や「小角材」などの小さな板を乾燥させて、繊維方向が合うように張り合わせた再構築した木材です。

では、どんな特徴があるでしょうか。


1.低コスト

小さな板を接着剤で貼り付けているので、無駄なく一本の木全体を使えます。

端材も捨てずに使えるので、無垢材に比べて低コストで天板を制作することができます。

以前はシックハウス症候群などがニュースになりましたが、建築基準法でホルムアルデヒドの使用が制限されたので

健康被害の数は少なくなっています。高級感ある見た目ですが、低コストでの入手が可能です。

 



2.自由に成型できる

接着して成型するので、無垢材では実現できない幅の天板を作ることができます。長さも厚みも自由に構築できます。

節や割れなどの欠点を取り除いて、木材の良いところを成型しているので見た目がきれいです。

 

3.優れた強度

 加工時に含水量を15%以下にすると規定されているので、十分な乾燥が施されています。

そのため湿気に強く、反りや歪みが少なくなります。強度が高く、割れることも滅多にありません。

 

 

突板(天然木化粧板)



1.木の風合いを楽しめる

表面はスライスされたシートですが本物の木を使っているので、見た目は木の風合いを楽しめます。

今は手に入りにくい高価な木材や、希少性の高い木材でも突板でなら広い面積で作れるので

まるで1枚板のような美しい天板に仕上がります。

傷が付くと芯材が見えてしまう場合がありますが、ウレタン塗装など施されたものを選べば、傷に強く安心して使えます。

 

2.軽量

無垢材に比べて軽量な突板を使ったダイニングテーブル。芯材に空洞を作ったフラッシュ構造のものなどは

移動がスムーズにできるので、模様替えや引っ越しの時に扱いやすいです。日々の掃除も楽にできますね。

 



3.無垢材に比べ低コスト

全体に無垢材を使用したダイニングテーブルはかなり高価なものになってしまいます。

でも、芯材に安価な材料を使用した突板を使うなら、無垢材に比べかなり低コストで購入できます。

世界的に木材価格が高騰している今の時代

突板をお洒落に取り入れた低コストの家具を選ぶという選択肢もアリですよね!

 


まとめ

「やっぱり無垢材にしよう」「集成材もアリかな?」「コスパが良くてお洒落な突板でキマリ!」など

それぞれのメリット・デメリットを知った上で選ぶのがベストです。

それぞれの特徴を理解して、自分ににぴったりな材質のダイニングテーブルを選んでくださいね!